寝る子は身長が伸びる!睡眠中の成長ホルモン分泌と子供に理想的な睡眠時間

背を伸ばす方法としてもっとも有名な言葉といえば「寝る子は育つ」。

何だか根拠のない言い伝えのような気もしますが、これは科学的にまったく正しい真実なのです。昔の人は経験から知っていたのですね。

子どもの成長にとってもっとも重要なホルモンといえば、何を隠そう成長ホルモン。

この成長ホルモンは、起きている時よりも寝ている時のほうがずっと多く分泌されます。つまり沢山寝ればそれだけ多くの成長ホルモンが期待できるというわけです。

参考までに以下のグラフをご覧ください。

このようにグラフの山の部分は、成長ホルモンが多く分泌されていることを示します。このグラフから、睡眠中に成長ホルモンの分泌がいかに多いかがお分かりかと思います。

とくに思春期の子どもでは、成長ホルモンの分泌が高まり、夜間睡眠中に多くの成長ホルモンが分泌されます。

成長ホルモンは、睡眠初期の深い眠りの時期に多く分泌され、血液中の成長ホルモン濃度はピークに達します。

なので睡眠が途中で妨げられたり、睡眠時間が短かったりすると、成長ホルモンの分泌が悪くなり、身長の伸びも悪くなる可能性があります。

身長を伸ばすなら睡眠の大切さを忘れないこと

子どもの身長増加にとって、睡眠はたいへん重要な役割を果たしています。

成長ホルモンは、夜間睡眠中にもっとも多量に分泌されます。横になって下肢を縦方向の重力から解放し、「骨休め」をするという意味からも、睡眠は大切なのです。

立っていると上半身の体重が、ズッシリと下肢の骨にかかっているのです。また成長ホルモンの産生率も、立位よりも横になっている時のほうが高まります。

ある意味、『身長は寝ている間に伸びる』と言っても言いすぎではありません。

皆さんのお子さんたちは、このように大切な睡眠を、つまらないテレビやスマホ、ビデオゲームのために削(けず) っていませんか?

あなたのお子さんは何時間寝てますか?

子供の健全な発育にとって、栄養、運動、睡眠の三つが特に大切です。

このなかで、睡眠については意外と軽視されているのではないでしょうか。最近では、テレビを見たり携帯型ビデオゲームい、スマホ等をする時間が多くなり、子どもにとって大切な睡眠時間がけず削られています。

また、もっとも身長が伸びる時期が受験勉強と勉強のために夜更かしをする子どもも増えています。このように子どもの貴重な睡眠時間は、年々短くなってきているのです。

日本人の平均身長の伸び悩みには、こういった睡眠時間の減少も大きく関係しているのは間違いないでしょう。

世界一寝不足な日本の子供

日本の子どもの睡眠時間を海外の子どもたちの睡眠時間と比べてみましょう。

とある調査機関が小学校高学年についての調査したところ、イギリス、フランスでは半数以上の子どもが10時間以上寝ていますが、日本では10時間以上寝ているのは、わずか4%にすぎません。

つまり日本人の子どもたちは、世界一睡眠不足なのです。

勉強で睡眠が削られるのはやむをえないかもしれませんが、それ以外のテレビやスマホ、ゲーム等で睡眠不足にならないようにしたいものです。

メラトニンは睡眠を促進する作用を持ちますが、明るい光の下では分泌が停止します。静臥して熱放散を促し、メラトニン分泌を妨げないように消灯をした暗い部屋で休むことは、睡眠をサポートする生理機能の力を最大限に引き出す上でも大事なことなのです。

引用 厚生労働省e-ヘルスネット 眠りのメカニズム

このように睡眠時間だけでなく、睡眠中にメラトニンが最大限に分泌されるためにも就寝環境も親御さんは気をつけたいものです。

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