スマホ・ゲームは低身長の原因に!?背を伸ばす生活リズム

スマホ・ゲームは一日二時間まで

子どもの正常な身長増加には、規則正しい生活リズムが非常に大切です。

この生活リズムを狂わせるのが、テレビの見すぎですが、最近ではこれにスマホや携帯型のビデオゲーム加わり、子どもの生活リズムはさらに掻き乱されています。

アメリカ小児科学会では、子どもが一週間に二一時間以上テレビを見るのは、子どもの発育にとって有害である、と以前に発表しています。

もちろん日常生活から全てを取り除くことは現実的に考えても無理。

なのでテレビ、スマホ・ゲームは極力一日2時間までにしておきましょう。

寝る前にテレビを見たりスマホ・ゲームをしたりすると、不必要な光を視神経に与え、過剰に脳を刺激してしまいます。

就寝前には、部屋を暗くして、眠りを誘う脳内メラトニンという物質の分泌を促しましょう。

また、刺激の強いテレビやファミコンは、子どもにストレスを与え、副腎皮質(ふくしんひしつ) ホルモンやアドレナリンの分泌を促してしまいます。

この必要以上の副腎皮質ホルモンは、成長ホルモンの作用を邪魔します。テレビの見すぎやスマホ・ゲームのしすぎによって、子どもにとって大切な生活リズムを乱されないように注意してください。

受験生の場合は、寝る時間をきちんと決めておく

成長ホルモンは睡眠中、特に深い睡眠の時に多く分泌されます。

深い眠りこそ背を伸ばすには重要なこと。親御さんとしては、少しでも子どもが熟睡できるようエ夫してみましょう。

特に受験生では、短くても質の良い睡眠をとるようにしたいものです。ダラダラと夜遅くまで起きていても勉強の能率はあがりません。

たとえば12時に寝る場合は、勉強11時30分までとし、寝る前30分はマンガでも読んでリラックスしましょう。(もちろんマンガは勉強の途中には見ないでください)

このような生活のリズムをつくることが大切なのです。

朝は明るく、夜は暗く

ホルモンの分泌には日内変動がありますが、成長ホルモンは夜多く分泌される夜型(よるがた) のホルモンなのです。

性ホルモンや抗利尿ホルモン(夜間に尿量を減らす)も夜型のホルモンですが、もう一つ大切なホルモンにメラトニンがあります。

メラトニンは自然な眠気を誘う脳内の物質で、光刺激で減少します。したがって朝はしっかり光を浴びてメラトニンを減少させると自然な目覚めが得られ、夜は自然な眠気を誘うために、照明を暗めにしてメラトニンの分泌を促すとよいでしょう。

受験勉強で身長に与える影響

ある大学受験はすでに身長増加がほぼ止まり、体が大人になってからなのであまり問題になりません。

しかし中学・高校受験の場合は、ちょうど身長がいちばん伸びる時期に一致しますので、身長の伸びに悪影響がでることもあります。

思春期になると身長は急速に伸びはじめます。子どもの身長増加は、女子では乳房が発達しはじめる9歳~12歳でピークに達し、一年に7.8センチメートル程度、男子では11歳~14歳でピークに達し、一年に10センチメートル近く伸びます。

この時期を過ぎるととしだいに身長の増加は鈍ってきます。

男子では、身長増加率(一年あたりの身長の伸び)がピークに達する時期に受験が重なりますので注意が必要です。勉強は将来のために大切ですが、健康をおろそかにしてはいけません。

大人の場合は体重の増減が健康の指標になりますが、発育期の子どもでは、身長増加が健康のもっとも良い指標になります。睡眠不足、栄養の偏り、情緒不安定、運動不足、これらはすべて身長増加の大敵ですが、これらはまた集中力の不足にもつながり、勉強の成果もあがりません。

時間の管理を上手に行なえば、睡眠を削(けず) らなくても勉強時間はつくれますし、規則正しい食生活や適度の運動は、勉強の能率を高めます。

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